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『ゴールデンカムイ』次のキャンプは何料理を作ろう悩んだ時におすすめの漫画

昨年から急にキャンプ熱が高まり道具を買い揃えました。ファミリーキャンプメインなので、家族向けキャンプ場に何度か行っただけですが。


緑に囲まれながら、苦労してテントを設置し、限られた材料と調理器具で料理を作り、キャンプファイヤーを囲み語らう。
朝は誰よりも早く起きて、まだ寒い中、小鳥のさえずりを聞きながら淹れたてのコーヒーをじっくりと飲む。
 
そう、キャンプでは極上の大人の時間を過ごすことができます。
 
しかし!
 
こんな経験が幼稚園年少組のままごとのように感じられるのが『ゴールデンカムイ』です! 

 

 

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者: 野田サトル
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2015/02/19
  • メディア: Kindle

 

 

 

 
いま、私が最も好きで注目している作品です。本当に面白い!!
 

『ゴールデンカムイ』のここがおすすめ

生き抜くためのサバイバル術がすごい

時は明治。舞台は北海道の大雪山。不死身の杉本と呼ばれた男は、アイヌが隠した埋蔵金を求めて旅をします。もちろん、その埋蔵金を求めていろんな組織や人物達が交戦していきます。
 
そんな中出会ったアイヌの娘「アシリパさん」。2人はお互いの目的のために行動を共にします。
 
冬の北海道という脅威の大自然の中、サバイバルです。
 
まず、テントなんてシステマチックなものはなく、草と枝で作った簡易テント?で寒さを凌ぎます。
 
食材を買うスーパーなんてないので、狩ります。ウサギ、リス、シカ、クマ…全ての動物が神から与えられた食材なのです。
 
そして、捌く、捌く、捌く!
血をすすり、肉を削り、骨を断ち。煮る焼く、そのまま生でいく!とにかく食べます。
 
さらにどの料理も美味そう!!
ここがすごい。ただのゲテモノ料理でなく、美味しそうに見えるのです。
 
贅沢な時間だなんて生温いことを言ってられない。聞こえるのは小鳥のさえずりではなく、巨躯の熊が襲ってくる叫び声!壮絶なサバイバルが待っています!
 
↓アシリパさん(作内では“リ”は小文字)

 

ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

変顔が得意
 
 

濃いキャラ達のバトルシーンに燃える

という、野生生活ハウトゥーが作品の中心ではないです決して。
 
とにかく、出てくるキャラの個性が溢れる滲み出る、イキイキしてる。
 
キャラデザインもとても良いのですが、各キャラの背景設定が作り込まれているんでしょうね。特に性格がそれぞれしっかりと作り込まれていて、セリフや行動に説得力があります。
 
あと、実在した人物もモデルにしているので、歴史に詳しい人ならあ!あいつがキター!という興奮も味わえます。
 
そんな濃いキャラ同士の戦闘シーンも画力の高もあり、非常に迫力あります。
コマ割りの展開もうまく、読んでいて何度も「ええーーっ!!」と声をあげて驚きました。
 
↓キャラデザインが秀逸な鶴見中将

 

ゴールデンカムイ 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

素敵な変態です
 

複数の組織が絡み合うストーリー

「不死身の杉本&アシリパさん」ペアの他にも、陸軍第7師団、網走監獄脱獄囚、アイヌの人々など様々な組織が複雑に絡み合ってストーリーは進みます。時に殺し合い、時に助け合い。
 
その絡み具合も絶妙で、前巻まで嫌な奴だったのにいまはすごい愛おしくなったり。
 
あと、笑えるという意味で面白いシーンもかなりあります。
このテンポというか展開の仕方が既視感あったのですが、作者の野田サトル先生の師匠は『モテキ』の久保ミツロウ先生だったんですね。納得。
 

まとめのひとこと

キャンプなんて生温いテーマのマンガではない!血で血を洗い、血をすすり(動物の)、生皮剥ぐぜ!アシリパさんがとにかくキュートな満腹感ハンパないマンガです!
 
 

『ゴールデンカムイ』に興味があればこちらもおすすめ!

 

男と少女の戦旅といえば『無限の住人

 

無限の住人(4) (アフタヌーンコミックス)

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組織と組織がくんずほぐれつ『HUNTER×HUNTER

 

HUNTER X HUNTER 1 (ジャンプ・コミックス)

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ゴールデンカムイで笑ったら『モテキ 

 

モテキ(4) (イブニングKC)

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あと水曜日のカンパネラはゴールデンカムイの影響を受けてる気がしてならない

 

ジパング

ジパング

  • アーティスト: 水曜日のカンパネラ
  • 出版社/メーカー: TSUBASA RECORDS
  • 発売日: 2015/11/11
  • メディア: CD