『ゴールデンカムイ』次のキャンプは何料理を作ろう悩んだ時におすすめの漫画
昨年から急にキャンプ熱が高まり道具を買い揃えました。ファミリーキャンプメインなので、家族向けキャンプ場に何度か行っただけですが。
緑に囲まれながら、苦労してテントを設置し、限られた材料と調理器具で料理を作り、キャンプファイヤーを囲み語らう。
朝は誰よりも早く起きて、まだ寒い中、小鳥のさえずりを聞きながら淹れたてのコーヒーをじっくりと飲む。
そう、キャンプでは極上の大人の時間を過ごすことができます。
しかし!
こんな経験が幼稚園年少組のままごとのように感じられるのが『ゴールデンカムイ』です!
- 2015年度コミックナタリー大賞・第2位
- このマンガがすごい!2016 男編 第2位
いま、私が最も好きで注目している作品です。本当に面白い!!
『ゴールデンカムイ』のここがおすすめ
生き抜くためのサバイバル術がすごい
そんな中出会ったアイヌの娘「アシリパさん」。2人はお互いの目的のために行動を共にします。
冬の北海道という脅威の大自然の中、サバイバルです。
まず、テントなんてシステマチックなものはなく、草と枝で作った簡易テント?で寒さを凌ぎます。
食材を買うスーパーなんてないので、狩ります。ウサギ、リス、シカ、クマ…全ての動物が神から与えられた食材なのです。
そして、捌く、捌く、捌く!
血をすすり、肉を削り、骨を断ち。煮る焼く、そのまま生でいく!とにかく食べます。
さらにどの料理も美味そう!!
ここがすごい。ただのゲテモノ料理でなく、美味しそうに見えるのです。
贅沢な時間だなんて生温いことを言ってられない。聞こえるのは小鳥のさえずりではなく、巨躯の熊が襲ってくる叫び声!壮絶なサバイバルが待っています!
↓アシリパさん(作内では“リ”は小文字)
濃いキャラ達のバトルシーンに燃える
という、野生生活ハウトゥーが作品の中心ではないです決して。
とにかく、出てくるキャラの個性が溢れる滲み出る、イキイキしてる。
キャラデザインもとても良いのですが、各キャラの背景設定が作り込まれているんでしょうね。特に性格がそれぞれしっかりと作り込まれていて、セリフや行動に説得力があります。
あと、実在した人物もモデルにしているので、歴史に詳しい人ならあ!あいつがキター!という興奮も味わえます。
そんな濃いキャラ同士の戦闘シーンも画力の高もあり、非常に迫力あります。
コマ割りの展開もうまく、読んでいて何度も「ええーーっ!!」と声をあげて驚きました。
↓キャラデザインが秀逸な鶴見中将
複数の組織が絡み合うストーリー
「不死身の杉本&アシリパさん」ペアの他にも、陸軍第7師団、網走監獄脱獄囚、アイヌの人々など様々な組織が複雑に絡み合ってストーリーは進みます。時に殺し合い、時に助け合い。
その絡み具合も絶妙で、前巻まで嫌な奴だったのにいまはすごい愛おしくなったり。
あと、笑えるという意味で面白いシーンもかなりあります。
まとめのひとこと
キャンプなんて生温いテーマのマンガではない!血で血を洗い、血をすすり(動物の)、生皮剥ぐぜ!アシリパさんがとにかくキュートな満腹感ハンパないマンガです!
『ゴールデンカムイ』に興味があればこちらもおすすめ!
男と少女の戦旅といえば『無限の住人』
組織と組織がくんずほぐれつ『HUNTER×HUNTER』